こんばんは。
学校から帰ったダウン症の柊弥。
ランドセルの中から連絡帳とか出して、
よく見ると、
黒いランドセルに黒い文字で何か書いてある?
ん?
しゅうや?
んー?
あっ、◯◯って書いてる!
と和奏。
そう思って見ると、確かに◯◯と書いてある。
怪しい言葉ではなく、
支援学級の同級生の名字が書いてあった。
柊弥に聞くと「◯◯君に書かれた」
というようなことを言う。
目立たないけど、いちお明日担任に伝えよう。
と一旦その話は終わらせた。
でも、よく考えると、
遊び半分で、
柊弥も同じことをしたのかもしれない。
何かをした仕返しなのかもしれない。
夕食の時にもう一度聞いてみた。
「あれ、誰が書いた?」
「ぼくー」
質問の意味が通じてないのか、
本当に自分が書いたのか、
よく分からない。
相手も完全な意思疎通ができる子ではない。
相手を責めるつもりはないし、
我が子を疑う気もない、
ただ、実際どうだったんだろう。
ダウン症の子の先輩お母さんに
聞いたことがあった。
成長するに連れて、
子供の全てを見られる訳ではない。
親から見たら嫌な事でも、
本人が嫌だと思ってないないのなら
それでいいと思うしかない。
と。
そうなのかもしれない。けど、
やっぱり、
そういうことされたら「嫌」と
意思表示するよう教えたいし、
相手に嫌な思いをさせたのなら
謝れる子になってほしい。
(しないのが理想だけど)
その要求は柊弥には高すぎるのか。
迷いながら、失礼します。